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波Hey!ログ 8月13日

2007/08/13

スタッフカツオの日記 8月13日

クーランガッタの夕焼け

今日の波のサイズは腰から膝。
ここ2週間ほどずっと波の小さい日が続いている。

先週末はミック・ファニングの兄であり、交通事故で他界したショーン・ファニングのメモリアルイベントの大会がスナッパーロックスと、Dバーで行われていた。
大会といっても誰でも参加できて、優勝を目指す、というよりはミックはもちろんパーコなどのローカルのWCTサーファーからアマチュアのサーファーまでみんなで交通安全とローカル同士の絆を深め合う、ファミリーカップ的なイベントだった。
それがここ数年、本気のコンペティションモードで参加するサーファーが増えてきている。
べつに本気になるのが悪いとは思わないが、遠くはシドニーなどからこの大会に参加するために訪れ、自分のヒートともなるとわきに2本も3本もサーフボードを持って参加している。
ヒート中はローカルの参加者に肩をぶつけんばかりに波をせって取り合って、ドロップインだのスネークインだのとジャッジにまで食って掛かる。

今でこそクーランガッタは世界的にも有名なサーフィンの街だが、自分がオーストラリアに移住したころはDバーに毎日入っているとローカルのおっさんたちもすぐに顔を覚えてくれて、初めて見かけたヤツにも「Good Day mate」って挨拶していたのに。
今じゃ、ローカルもビジターも波の取り合いにめくじら立てて、ドロップインなんて当たり前。殴り合いの喧嘩もよく見かける。

まさにショーンのメモリアルイベントもこんな最近のクーランガッタを象徴しているようだった。

なんだか今回の日記は年寄りの愚痴っぽくなってしまった。

写真はクーランガッタからの帰り道の夕焼け。