2007/03/08
WCT クイックシルバープロ スナッパーロックス ミック・ファニングが優勝!!!
3月7日、今日は昨日からの雨がまだ降り続いている中でのヒートスタートになった。
昨日の続き、ラウンド4のヒート3から始まった今朝のコンディションはさらにサイズが上がり波数はそれほど多くないものの形の良いアタマ半以上のセットも時おり押し寄せてきていた。
雨が降り続きあいにくの天気の中、順調にヒートを消化していくも天候が悪く途中一時中断の予想までされていたが、ギャラリーの数は増え続けそのままコンテスト続行、クォーターファイナルに突入した。
波はさらにクリーンにまとまり始め、降り続いていた雨も次第にやみ始めていた。
ヒート3ではクーランガッタの先輩、後輩対決、ミック・ファニングVSジョシュ・カーの戦いで会場中が沸いた。
まず後輩のジョシュが立て続けにディープなチューブライディングからインサイドまでつなぐライディングで9.17と9.93の高得点をマーク。
さすがのミックにもあせりがあるかと思われたがそんなことはなかった。
ミックはビハインドロックより特大のセットをつかみチューブからきわどい位置へのオフザリップを決めて9.73ポイントを叩き出し続いて次のライディングでも9.8ポイントを出し先輩の威厳を見せ付けた。
残り時間も少なくなったころジョシュがつかんだ波はインサイドまで続くアタマサイズのスナッパーロックスらしいショルダーの続く波。カットバック、オフザリップとインサイドの早いセクションまでつなぎ最後は崩れてくるリップにサーフボードをあわせグラブレールで180度回転しそのままスープの中に見えなくなりワイプアウトしたように見えたが実はその中でさらに180度の回転を加え姿を現した。結局このライディングでもミックに追いつくことは出来なかったがこのヒートは間違いなく今大会でもっともエキサイティングしたヒートだった。
セミファイナル、ヒート1のケリー・スレーターVSベィーデ・ダービッジ戦では30分ヒートの28分30秒までは間違いなくケリーの勝ちかと思われたが最後にダービッジが深いチューブライディングを決め形勢逆転し、まさかのケリー敗退となった。
ミック・ファニングVSベィーデ・ダービッジでおこなわれたファイナルでは最初の1本目こそダービッジが8.17をマークするも、その後、深い位置でのチューブライディングを狙うもののメイクすることが出来なかった。その間ミックは7本の波のうち4本のチューブライディングを決め2007年クイックシルバープロのチャンピオンとなった。
ミックは地元で行われるWCTでは2回目となる優勝だが、今回もかなり興奮した様子で優勝インタビューに答えていたのが印象的だ。