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波Hey!ログ 3月12日

2006/03/12

スタッフカツオの日記 3月11日

2月27日トライアルよりスタートしたWCT第一戦クイックシルバープロ。
初日のこの日は波のサイズ、コンディションともまずまずのなかスナッパーロックスで始まった。

16人のトライアル選手の中から本戦に参加できるのはわずか2名。混戦のなか本戦への切符を手にしたのは、ともにオーストラリアのホープBen DunnとJay Thompsonだった。
波のコンディションも良いまま、28日にスナッパーロックスで本戦ラウンド1がスタートし、順調にヒートを消化して行った。

大会3日目になり、近寄りすぎてしまった低気圧からのうねりのせいでジャンクなコンディションにかわりラウンド2の時点でウェイティングに入ることになった。
その間も低気圧は接近しつづけ15ftものうねりがゴールドコーストに押し寄せた。
ウェイティングの間も選手たちはそれぞれゴールドコーストを満喫しているようだった。

ケリーを取り上げてみれば、Q1(サーファーズパラダイスに立つ高層高級マンション)でバースデーパーティーを開き、入り口には、真っ赤なカーペットにストレッチリムジンで関係者が登場するという豪華さだったらしい。最近ケリーの彼女とうわさされるスーパーモデル、ジゼルも現れたとか。
そんなお遊びをしていたかと思えば、次の日には12ftは軽くあるかなり大きな波にトウインしバカでかいチューブをメイクするケリーの姿も見受けられた。

5日のバーレー・ヘッズ

週があけた6日には昨日までのビッグスエルはうそのように波はさがり、スナッパーから地形の残る、グリーンマウントに会場を移し、3日間をかけてラウンド3をやっと消化した。このラウンドで、去年の優勝者ミック.Fの敗退。それに続きラウンド4が終了した時には地元クーランガッタ勢はもとよりオーストラリア勢はタジ.B一人を残すのみとなった。
許されたウェイティング期間も残すところ3日のみとなったが波のサイズは上がらず、スナッパーロックス、グリーンマウントでの大会続行は不可能となり、会場をDバーに移すことを余儀なくされた。
そんな小さな波のコンディションの中におこなわれた、クオーターファイナル、セミファイナルでは、今大会安定したハイスコアを出していたタジがアンディー.Iをクオーターファイナルでくだし、王者ケリーは万全のサーフィンでファイナルに駒を進めた。

10日のセミファイナル終了直後すぐにはじまったファイナルは、相変わらずの小さなコンディションの中、はじまった。
波のサイズはセットで肩~頭。波数もかなり少なくここ数年のQSプロの中ではもっともスモールコンディションだった気がする。

そんなコンディションの中たくさんの波にオファーを続けたのは王者ケリー。
それに対し、タジはかなり慎重に波を選んでいった。

7ポイント台を確実にたたき出したケリーを追っかける展開になったタジはアウトからブレイクするセットに照準を合わせ、テイクオフ。いい感じでつないでいくかに思われたが途中ワイプアウト。
その間にケリーはこのヒート中最高と思われる波をゲットし、9.0をマーク。
そのあとタジもインサイドで波をゲット。
力こそ無い波だがタジらしいサーフィンで最後をエアー360°でまとめた。(この最後のエアーはやばかった!リップ、フローターとインサイドまでつないでいき、最後すでに波が崩れたスープからのエアー360°)が、7ポイント台で差をちぢめることができないまま。
タジが最後に形の良い波をつかむが結局ケリーのポイントにおいつくことが出来ず、王者の貫禄を見せ付けたケリーの優勝でWCT第一戦を終えることとなった。

今年もケリーの勢いを誰もとめることは出来ない!?

大会の模様1

大会の模様2