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波Hey!ログ 12月10日

2005/12/10

社長イクラの12月10日

えー、こんにちは、バカ社長です。アチいっす。汗だらだらっす。うっす。

さてと、アレですね、大騒ぎですね。例のクラークフォームさんの件。
あちこちのソースから現時点での私の個人的な判断になりますが、正直なところ、皆さん、ちょっと焦りすぎじゃないか、と思うわけです。

いや、本当に本当に、今後もクラークフォームが市場に出回らなければ、この業界にとって、かなり巨大な問題になりますよ。それはそうです。
だって、全米の9割以上のシェアを持っていて、かつ、日本のシェイパーさんのほとんどが使っている素材なんですから、皆さん、製品が出来上がりませんよね。アメリカでは既に、小売店での売り渋り、および値上げが相次いでいるようですね。
こちらAUSの状況も、バーフォードさんに世界中から引き合いが殺到しているそうで、私どもとしても「対岸の火事」とは思っておりません。
はい、ここまではすでに起こっている話。

だけど、考えてみてください。
それだけ巨大な市場を支えていた会社が、生産停止になったんですよ。それって、とんでもないビジネスチャンスですよ。
アメリカは、世界一のビジネスの国です。よくも悪くも資本主義のモデル国です。そして資本主義の基本は、マーケットがあれば必ず供給する体制が自然に作られる、ということにあるわけです。
つまり、今回のインパクトで、今後クラークさんに頼らなくても問題ないシステムが、少し時間はかかるでしょうが出来上がっていくでしょう。
そして、オーストラリアではその方向に向かってすでに動いている会社もあります。

事件としては起こってしまったことなので、余波は当然あります。
が、当分は、オーダーをお受付できない、とご案内することはないと予想しています。
もちろん、この私の予想が外れる可能性はあります。
が、その場合は、それほどまでに脆弱なこの業界の体質を変えていくチャンスですし、私としては、どちらに転んでもかまわないと思っています。

さて、冷静になって、少し視点を変えてみましょうか。
世の中で発生した事件や事故において、火事場泥棒的に儲けに走る会社があります。つまり、こういうことが起きると、「ほら、ヤバいよ、今のうちに早く買った方がいいよ」って世間を煽って回るヤカラです。いますよね?
あのさあ、石油ショックのときのトイレットペーパーみたいなこと(意味がわからない人はお母さんに訊いてね)言うなよ。
いやもちろん会社ってのは営利団体ですから、利益を出すのが一つの目的ではあるでしょうよ。
でもさあ、それだけを求めてるって、寂しくないか?そのための会社なのか?そこにサーフィンに対する愛は、企業の理念はないのかよ!

と、すみません、僕なんかは思うわけです。エラそうで申しわけないですが。
僕も、サーフィンを愛する一人の人間として、正直、焦る気持ちはありました。が、もっと大きな流れを見つめれば、そんなにヤバいことでもないような気がします。
もう少し静かに、クレバーに、状況を見守ってみませんか?