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波Hey!ログ 11月14日

2005/11/14

スタッフカツオの日記 11月13日

このところ波が無い。サーフィンの話が出来ないくらい全然波が無いので、サーファーズの夜の話第一弾と称して今回は夜の話。
波が無いと翌朝、早起きする必要もないし、一日を終えて夜を迎えるとどうも不完全燃焼な感じで、寝付きも悪いので夜遊びに繰り出す回数も増えてしまう。

さて、サーファーズパラダイスにはクラブが数件とパブが多数散在していてこんな煮え切らない日だけでは無く、そのビーチの目の前と言う好立地から、波の良い日にはその日を締めくくるに相応しい最高のパワー・ドリンキング・セッションを提供してくれる。
まず、最初の一杯には欠かせないビールだけど、サイズは小さい方からポット、スクーナー、パイントが有って、ポットはグラス、パイントは中ジョッキ、スクーナーはその中間と言ったところか。銘柄はお馴染みVB、4Xに始まり、オーストラリア産だけでも無数にあるが、俺の一押しはキルケニー。
これはエールと呼ばれる黒ビールの部類に入り、ギネス程の強いアクも無く実に奥深い味で飲みやすいが、ガブガブと飲み干すタイプのビールではない。

俺の夜の始まりは、このキルケニーかステラというプレミアム・ビールを行き付けのパブで2、3杯ゆっくり飲み、その後クラブへと向かう。
このクラブだが、入りやすいのは“シューターズ”・“メルバス”・“シャック”あたりで、“シューターズ”・“シャック”では日本人の客もかなり見かける。
だが、俺が好んで行くのは“マイバー”か“エルスウェア”で上記の3店がR&Bの大箱であるのに対しこの2店はハウスで店構えも小さめだ。

日本の小箱がそうであるようにここでも客は常連で、行けばいつも同じ顔があり、客層もダサいオージーの中にあって小奇麗な人たちが多い。俺は特に“マイバー”に連れのオージーと良く出かけるがこいつもおしゃれで超ボンボンだ。
この店は他の店に比べて値段設定が高いので、客も必然的に多少金のあるまともな役が多く、揉め事も過去3年間で一度も遭遇した事が無い。

だが、場所が変わると話も変わり、安い店では無駄に酔っ払ってる奴も多く、時として俺が日本人で在るがゆえに絡まれることがある。店の中で喧嘩を始めると、まず例外なく巨漢の用心棒が出てきて、ものの数秒で店の外ににつまみ出される。大抵の場合友達思いの俺の連れがキレて殴り始めるのが原因なのだが、この一年だけで5度このキックアウトを喰らった。奴らの必殺技はリストロック。2人掛りで各腕の手首をホールドされるのだが、この痛いのなんのって言ったら筆舌し難い。
しかも前回は多少ジタバタしたら思いっきり足を蹴られ、スネをぱっくりやってしまった。まぁ、こいつら相手に勝ち目は無いので、皆さんもこんな状況になったら諦めておとなしくして下さい。

次回はもっとディープな夜のリポートをお届けするのでお楽しみに。
あと、「カツオさん、こんなのも教えてよ!」なんてリクエストもお待ちしていますので奮ってご応募下さい。